インターネットで公開されているブログや掲示板などに、公然と事実を摘示して自分の社会的評価を低下させれば名誉毀損が成立します。

一般的に事実というと本当のことだけを指しているように思えますが、名誉毀損における事実というのは真実であろうが嘘であろうが関係はありません。たとえば「不倫をしている」とか「暴力をふるっている」というように具体的な内容を書けば事実を摘示していることになり、それが真実ではなくても名誉毀損にあたります。法的に名誉毀損が認められるならば、その書き込みを放置しておくと悪い影響がでるだけなので、一刻も早く削除をして読めない状態にしなければいけません。そこで行うのが削除の依頼です。

サイトやブログなど、誰が書いているのか特定できるのであれば、まずは相手にメールやSNSのDM機能を使って接触をして削除をしてもらうように依頼をします。それで応じれば話が早いのですが、そこで意見を引っ込めるようであれば最初から書き込みをしないでしょうから解決できる確率は低いです。掲示板やブログのコメント欄など、相手が特定できないときにはその掲示板やブログの管理人に頼みます。該当する書き込みや削除を依頼する法的な根拠などを伝えれば対応してもらえる可能性があります。

相手やサービスの管理人に頼んでも無視されたときには、裁判所に削除の仮処分を求めて訴えます。仮処分といえど正式な裁判で勝ったときと同じような状態にするよう仮処分命令がでて、その書き込みは読めなくなります。大抵の場合は、その仮処分命令が出た時点で素直に応じます。それでもなお相手が対応しないときには、強制執行を求めることができます。なお裁判となればしっかりと証拠がなければ言い分が認められませんし、担保金として数十万円はかかります。もちろん手続きに問題がないならば後日にかえってきますが、一旦は支払いをするのでその資金を用意する必要があります。

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